月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

笑う門には福来る~寄席ライフ@末廣亭~(桂伸治・立川談幸師匠)

昨日はスポット的に夏休みをとり
1日寄席で過ごし
トリの桂伸治師匠の落語と
立川談幸師匠の落語を120%楽しみました。

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寄席には、こんな看板があり
その日の出演者の札がかかっています。

黒文字は落語、赤文字はその他の演芸。

今週は、
明るい落語を話し、
落語家からも慕われる桂伸治師匠

人気の講談師「神田松之丞」さん
彼の師匠である
神田松鯉先生」が出演され

絶対に混むことが分かっていたので
しとしと降る雨の中
開場の1時間前に末廣亭へ・・・

しかし、雨のせいか
思ったより人はおらず

開場20分前から少しずつ人が
来はじめました。

今回、昼のトリ(主任)をさせる
桂伸治師匠の一門弟子である
前座の桂伸ん乃さん、桂伸しんさんも出演され

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(お写真は師匠から頂いたもの)

場内はほのぼのとした雰囲気で
心地よいスタート。

伸治師匠は
私の大好きな噺であり
師匠の十八番である「片棒」

これだけで休みをとったかいがありました。

師匠の片棒、
銀次郎の部分を、実に楽しそうに
話してらっしゃる。
愉快愉快の一言につきる落語です。

私が落語に「はまった」きっかけである
桂伸治 師匠」
その話術やお人柄とともに

伸治師匠の温もりを感じる
少し線の太い
良く通る声が好きです(^-^)

そして、大ファンで
尊敬している立川談幸師匠の落語は
「町内の若い衆」という一席。

最後こう来るのか!という
艶っぽいオチに笑いが溢れました。

爽やかな羽織と水紋のような
お着物も素敵でした。

個人的に桂小すみさんの
音曲(三味線、長唄)も楽しみで
この日も古典の曲からジャズの要素まで
楽しく拝聴しました。

神田松之丞さんは
今最もチケットがとれない方と
言われておりますが
本当にその通りです。

来年は真打昇進になり
さらに人気も高まるのではないでしょうか

講談会、独演会は敷居が高いですが
より身近な寄席

どうぞご興味ある方はぜひ今のうちに。


3回笑うと1日寿命が延びると
昔からよく言われていますが

(顔で笑うのではなく)
お腹から、心の底から笑うことで

免疫力があがったり
血行がよくなったり
医学的にも「笑い」の良さが
指摘されています。

落語だけではなく
コントや漫談も含め
100回以上はでお腹と笑い

多分寿命は一か月くらい
伸びていることでしょう(笑)

そして、落語はただ楽しむだけではなく
噺の中に
現代にも通じる世渡り術
人生を豊かに生きるための
エッセンスがギュッと凝縮されています。

寄席には楽しさや発見がいっぱいです!

今は、戦後空前の落語ブームと
言われていますが
興味があるかたは
ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。


~落語記録~
<7/4 末廣亭 昼席>
前座:伸ん乃→堀内
桃之助→雑俳
小すみ→種づくし、さわぎ
鯉津→牛ほめ
今輔→じょうもんカルタ
万橘→寄合酒
カントリーズ 漫談
柳之助→荒大名の茶の湯
右左喜→猫と金魚
夢太郎→桃太郎?
円遊→肝潰し
蘭→伊達家の鬼夫婦
小文治→幇間腹
遊之介→蝦蟇の油
南玉→独楽曲芸
伸治→片棒

<7/4 末廣亭 夜席>
前座 昇咲→転失気
伸しん→だくだく
陽昇
伸乃介→真田小僧
愛橋→総理
ポロン マジック
三度→3kg桃太郎
阿久鯉→和田平助 鉄砲切り
青年団→ひきこもり
柳太郎→大安売り
桃太郎→善哉公社
松之丞→西行鼓ヶ滝
ねづっち
談幸→町内の若い衆
喜楽喜乃
松鯉→番町皿屋敷