挫折しそうだった本〜ナイルに死す〜
映画を観る前に読もう!と
2月の中旬から読み始めた「ナイルに死す」
(映画のタイトルはナイル殺人事件)
小学校の時に
アガサクリスティーのミスマープルシリーズ
「鏡は横にひび割れて」の映画を観てから
一気にミステリーファン
アガサクリスティーのファンになり
かれこれ40年ほど。
でも、ポアロのシリーズが苦手で
(ポアロで偉そうで、翻訳の雰囲気も苦手)
ポアロのシリーズは
「オリエント急行」「クリスマスプディングの冒険」以外
手を出していませんでした^^;
映画公開が良い機会と思い
「ナイルに死す」を読んだのですが
道のりが遠くて挫折しそうでした・・・(>_<)
というのも
殺人事件が起きるまでに249ページ
全体の半分以上かかってやっと事件
短編または中編小説1冊分です^^;
その間、人物描写・取り巻くシチュエーションが
オムニバスっぽくダラダラ続いていて
早く事件が起きてほしい、、、まだ起きないのか?
(不謹慎ですが小説なのでご容赦を)
飽きてしまい、途中でやめそうでした。
「オリエント急行の殺人」はあんなに引き込まれたのに・・・
イギリス英語の文体は
イギリス英語や文化に詳しい人
改めて思った作品でした。
作品のプロット(構図)や案は好きなのですが
第一の感想が
「よく頑張って読み終えた」でした(苦笑)
普段、どんな小説も3時間もあれば
読み終えますが
5時間(4日)もかかってしまった。
主人公とその親友は21歳前後の
若さゆえの勢いがあり
過ちを起こす危うさを感じる設定。
主人公のリネットは悪人ではないけれど
お金という地位で自分の思うように
全てを支配してきた背景で
女王様気質と傲慢を持ち合わせています。
映画は30代後半の女優を採用しており
お金のせいで本当の友達がいないことを嘆く
かわいそうな女の設定(同情引く)
原作とイメージが異なるので
どんな作品になっているか
観るのが楽しみです^^