月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

落語で和歌を〜宮戸川〜

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落語の艶噺

三笑亭茶楽師匠の十八番

宮戸川」を

和歌にしてみました。

 

「しきたえの床にふるえる 咲く花の
宮戸の川を 渡る神鳴」

 

神鳴=雷

 

古来の人々は、雷を

神と大地の交わり

または、

神からジャッジと信じ

神鳴りとも言っていました。

 

神鳴によって結ばれる

花と半七の縁

艶っぽいのに、どこか上品で

好きな話です。

 

一番気に入ってる場面は

 

なんでも飲み込んでしまう

(勝手に早合点して聞く耳もたない)

口煩くても人の良い

霊岸島の伯父さんの語り。

 

面白おかしく

そして最後は艶っぽく。

 

雷雨が起きやすい

春から夏の夕立の季節に聴くと

特に情感が湧きます。

 

宮戸川のあらすじはこちらの方が

詳しく書かれてます

http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/miyatogawa.html

文章で読むと味気ないので

絶対に聴いてほしい落語の1つです。