ゴッホの四季と太陽と〜見るなら今〜
初日に伺いました。
25年ほど前
イギリスでアガサクリスティが愛した
紅茶とスコーンを楽しみたい!
ゴッホのヒマワリ見たい!と
ただそれだけのために
女の子だけどイギリス一人旅11日間を決行。
まだ格安チケットが出始めの頃
インターネットなどなく
宿も決めずに旅行雑誌片手にドキドキしながらゆきました。
ロンドンナショナルギャラリーに
いくつかゴッホの作品があり
その中の一つがヒマワリでした。
ゴッホを生で見るのは25年ぶりです。
個人所有としては世界最大の
総額、当時で17億円前後、今ならどれくらいするのでしょうか。。
今回、とても貴重な黒炭の素描が展示されており
黒の濃淡で描かれた作品は素朴で力強い。
お目当ての種を蒔く人(中学〜高校の美術の教科書に載ってるやつ)や
アルル時代に書いた葡萄畑や田園風景
夜の田園風景(糸杉と月と星)が見られて嬉しい╰(*´︶`*)╯
ゴーキャンに振られ(性格が合わず逃げられ)
次第に心を狂わせてた果てに
サンレミの精神科療養院に入ることになり
病院に到着したその日に描きあげた
「病院の庭」は自然美と春の喜びがキャンパスに溢れ
とても力強く印象的でした。
ゴッホは癲癇があり
若い頃は職も人間関係も続かず
途中で精神異常や薬物依存を発症
それでも自然の美しさを見ると描かずにはいられない
今回のゴッホ展では
たった1日で仕上げた作品も展示されていました。
情動的で気難しい
しかしとてもピュアで繊細な神経
悪い条件が重なり存命中は日の目を見ませんでしたが
彼が見た四季の太陽の移り変わりや
自然の本質の美しさは
今もなお人を惹きつけて止みません。
神は二物を与えずといいますが
生きる苦しみと描く喜びを
ジェットコースターのように行き来した
37年という短い生涯
他人の何倍も濃い人生だなぁと
しみじみ思ってしまった。
私もとっくに人生後半戦なのに
まだ情熱のエンジンがかかってないなぁ。。
さて、足が疲れたので鑑賞の後にコーヒータイム
ゴッホ展グッズ
カールおじさんにしか見えない
ゴッホの便利ファイルケースを買ってしまった。→ポストカードも買いました♪
中学-高校の美術の教科書に載ってる
種を蒔く人、アルルの橋、
アルルの田園の夜の風景(糸杉と星と月)なども
展示されてるのでぜひこの機会をお見逃しなく!
西洋の美術展はいつも激混みで
絵より他人の頭を見に行くようなものなので
日本で見るときは平日を休みにして行くしかなく
(それでも混んでるけど)嫌厭してましたが
コロナは嫌だけど感染拡大対策で
人数制限で予約制になったお陰で
ゆっくりじっくり見られました。
美術館鑑賞、見るなら今です。