月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

和を嗜む休日〜書道と香〜

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今日は書道とお香で養生。


季節感のある和歌をしたためました。

 

草書の「変体かな」で
「ひととせに一たび来ます君まてば」

 

10代から老女まで色恋が絶えなかった
平安時代のプレーボーイ在原業平

 

狩に出かけた際

彼が時の親王に送ったのが

「かりくらしたなばたつめに宿からむ 天の河原に我はきにける」


(狩りをしているうちに日が暮れてしまいました。織姫よ、今夜の宿を貸してください、

せっかく天の河原に来たのですから。)

 

この返歌が

「ひととせに一たび来ます君まてば 宿かす人もあらじとぞ思ふ」


(一年にたった一度おいでになる彦星を待っているのだかは、この織姫がが他に宿を貸してあげる人などはありません)

 

ウィットに飛んだ洒落たツッコミの返歌の一部を
可愛いキラキラお星様の和紙に★★★

 

お香は梅雨の時期にぴったりな花散里の香を
部屋で焚いてます。

 

あいにくの雨模様ですが
香りと書で季節の養生を楽しむ休日でした。

 

書道の腕前はまだまだ
特に草書は不得意なので練習を重ねます(^_^;)