月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

命日に〜落語ライフin 末廣亭〜

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7/2 桂歌丸師匠の命日なので

休みをとり末廣亭へ行きました。

 

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お気に入りの柳と扇子の手ぬぐい

 

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浴衣はこちらのコーディネート

(自撮りなので合わせが逆に写ってます)

 

紙切の今丸師匠が川開きを切ってる間

お囃子さんが

茶楽師匠の出囃子「岸の柳」を奏でました。

 

明日は三笑亭茶楽師匠のお誕生日。

 

ほんのひととき

岸の柳の艶やかな音色を聴きながら

隅田川と師匠のお姿を想像する

幸せなひととき。

 

トリの三遊亭笑遊師匠は長講
「三軒長屋」の下を。

 

小噺無しで
「九尺二間に 過ぎたるものは
紅の付いたる 火吹き竹」
少し色っぽいオツな都々逸文句から入る

粋なスタート。

 

この噺、実は年末の正雀師匠との二人会の時に

笑遊師匠がしくじった噺で

私もその場に居たのですが

下が途中までしか聞けなかったので

今日はラッキーでした。

 

本気モードの笑遊師匠はカッコいい。

流石は四代目圓遊のお弟子さんなのだのと
改めて思います。

 

69歳で長講の三軒長屋を掘り起こす
その気力も凄いなぁと思います。

(今年の4月で70歳)

 

歳を取るとなかなか1時間かかるような
噺を覚えるの大変だと思うのですが
チャレンジャー精神に感服です。

 

単なるエロ。。

もとい色気の多い師匠ではなく

かつお弟子さん思いの方なのだなと

改めて思います。

 

私も見習わなければ(笑)

 

落語や講談の噺は

当日にならないと分かりません。

 

同じ話でも同じ人でも

 

観客の温度感やご時勢
師匠や先生方の心持ちで

その内容も少し変わるので
演芸は本当にその場でしか味わせない
「生き物」

 

だから面白いのだなと

つくづく思います。

 

11月以来、伯山さんの講談を聞いてないので

今回は夜の部の整理券を貰うために
1.5時間ほど暑い中並びました。

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青空に映える末廣亭╰(*´︶`*)╯

2月以来の訪問なので嬉しい。

 

前後の方とお話をし

短い間ですが人とのご縁もありました。

 

一期一会

今日は喜びと楽しみ溢れる一日でした。

落語の神様と師匠、先生方
その場にいらしたお客様に感謝です。

 

7/2 末廣亭
末廣亭 昼夜(覚えてるものだけ)記録

昼席
花金→魚根問(やかん前半)
万橘→猫と金魚

圓雀→道具屋
紅→お冨与三郎 2話目
小痴楽→一つ目上り
とん馬→小噺と踊り

うめ吉→音曲と踊り
笑遊→三軒長屋 下

 

夜席
遊七→金明竹
鯉栄→谷風の情け相撲
ねづっち→漫談
遊之介→蝦蟇の油
伯山→国定忠治山形屋
柳之助→青菜
談幸→元犬