月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

早春の俳句〜梅鑑賞と久しぶりの俳句〜

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落語芸術協会の駄句だく会

故、山遊亭金太郎師匠の追悼句もあり
読み応えがありました。

 

https://www.geikyo.com/topics/topics_detail.php?id=187

 

斎須祥子(お囃子の方)さんの句

「友の墓茶の花の道辿り行く」
「名幹事偲ぶ墓参や寒の雨」

 

心に染みます。

小南師匠の

「天国の二人の金ちやん初句会」
天国のお二人を想像し
笑みが浮かぶ一句も素敵。

 

右團治師匠の
「数へ日や猫はテケツで丸くなる」
浅草のジロリ君のことかな。

ほっこりする一句です。

 

俳句は短歌より敷居が低いきがします。

ただ、文字が少ない分
短歌よりも
歌う側の言葉(語群)の豊富さと感受性
読む側のイマジネーション力が
必要とされるかもしれません。

 

梅の花を見に散歩に行き

私も幾つか作ってみました。

 

「待ちきれず 梅にむかって 鶯笛」
「泣く声に 引き寄せられる 猫の恋

「花だより あなたを思い 重箱詰める」

「逢えぬなら 芽吹き参りで 願かける」

「老梅を 一歩離れて 香りに抱かれ」

「流れ雲 風の音告げる 春一番

 

芽吹き参り=日本橋福徳神社への参拝のこと

猫の恋=春を告げるメス猫が雄を引き寄せる声

 

昔は頭で考え過ぎてパンが進まなかったけれど

俳句を読むのが

過ごしずつ自然になりました。

 

梅の花を見ながら俳句を作っていたら

鶯の初鳴きを聴きたくなってしまった。

 

我が家の周りは緑も多いので

毎年鶯がやって来ます。

 

いっとき、毎朝鶯の声が賑やか過ぎて

早朝に目覚めてしまうこともありました。

 

木々の伐採が進み

今では僅かになってしまいましたが

(メジロはかなり見かけるのですが

鶯は少なくなりました)

 

年に5〜6回聴ける鶯の音が

毎年の春の楽しみの一つです。