月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

今年最後の寄席〜女度を磨く〜

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昨日は今年最後の寄席

浅草演芸ホールの昼席を楽しみました。

 

看板猫のジロリくんは

午前中寝てました(笑)

 

前座の伸び太さんは伸び盛り(^-^)

与太郎系はお得意そうですが

江戸弁のべらんめぇ調もお似合いなので

これからの成長楽しみです。

 

念願の伸治師匠の

初天神を聴けることができ

夢のあるマジックを見れて大満足。

 

浅草の週末は

前座さんは二人上がれるのですが

壱福さんという前座さんが

途中で言葉が出なくなってしまい

 

焦って同じセリフを何度か繰り返してしまう

場面がありました。

 

お客様の声援と見守る気持ちが功をなし

最後までしっかり終えられ

ホッと一安心する場面も。

 

当たり前のことが

実は一番難しいことを

私自身も経験してます。

 

壱福さん

投げ出さず

投げやりにならず

最後までよく頑張りました。

 

大勢の前での高座

緊張するのは当たり前

昨日の失敗の経験が

きっと役にたつ時が

笑って思い出す日が来ることでしょう。

 

さて、とある師匠が

「紙入れ」という話をかけました。

 

強かなおかみさんに

翻弄される間男の滑稽噺

 

師匠らしい軽快で明るい雰囲気

艶話し(男女の色恋話し)

おかみさんの色っぽさや嫉妬を

可愛らしく演じ

 

嫌味のない話しにまとめ

小気味良いテンポで

面白可笑しく拝聴しました(^-^)♪

 

紙入れ、

正朝師匠、菊之丞師匠、円丸師匠

それぞれ何度か聞く機会があり

 

それぞれの師匠方の個性ある紙入れ

どれも可笑しくて好きなのですが

 

やはり、この話は

三笑亭茶楽師匠が絶品だなぁと

改めて思います(*'▽'*)

 

三笑亭茶楽師匠のプロフと

スケジュールはこちら

http://www.geikyo.com/lite/profile/profile_detail.php?id=44

 

 

多分、茶楽師匠は

紙入れを高座にかける師匠方の中で

最高齢だと思うのですが

 

色っぽく

嫌味のない計算高い

女性が持つ「自然な艶」を

上品に可愛く演じる

茶楽師匠の紙入れは絶品なのです。

 

他の師匠方の是非を問うのではなく

またファンの贔屓目でもなく

 

本当にちょっとした細かな所作が

(女性から見ても感動するほどの

自然な艶を感じる仕草)

長年練り上げてきたからこその

実力なのだなと感じました。

 

84歳で現役の圓輔師匠に並び

茶楽師匠が

古典落語の名手の言われるのが

たった数年の落語暦の私でも

よく分かります(^-^)

 

茶楽師匠の紙入れを初めて聴いたのは

もう2年も前ですが

 

たった一本の指で

上品い女性の色気を表現し

感動したのを今でも覚えています。

(宮戸川霊岸島の伯父さんも絶品ですが(^-^)♪)

 

以前、桂伸治師匠が

茶楽アニさんの紙入れは本当に上手い!

芸協では右に出るものはいない

俺にはとても出来ない(≧∀≦)!と

おっしゃっていましたが

 

昨日の演芸ホールで

改めて私もそう思いました。

 

茶楽師匠に限らず

色々な師匠方の艶話を聴いますが

 

女の私より

師匠方のほうが色っぽい(笑)

 

昨日の師匠の紙入れを見て

私も(もういい年ですが)

女度UPして

艶を磨かないと!とちょっぴり反省〜

 

ガサツで、おっちょこちょいな私には

なかなかハードル高いですが

 

来年のテーマは

ナチュラルで年齢にあった

上品な女っぽさ?

少しでも身に付けたいものです。