月めぐり@直美の日々是善哉

散歩・落語・お天気・食を愉しむ日々を徒然なるままに

いつかまた韓国に~論語のことば~

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仲秋、9月の十五夜を迎えるにあたり
母の仏壇に菊の花をかざります。

9年前の4月

2度目の心臓の手術の後
体力が回復したら
9月が母の誕生日なので
韓国旅行をプレゼントするねと

約束をしていたのですが・・・

昏睡状態から目を覚ますことなく
医師の判断ミスで敗血症で無残な姿で
この世を去り
約束は果たせず。

色々なことを後悔しています。

生粋の日本人ですが
戦時中に韓国で生まれ
韓国ドラマと韓国料理が大好きで

週に2~3日は食卓に
韓国料理が並ぶほどでした(笑)

果たせなかった約束

償いにはならないかもしれませんが
翌年に母の骨をソウルの某所に
少しだけ散骨しました。


今、韓国と日本の間で緊張感が広がり
毎日、醜い言い争いや暴力が報道され
とても残念に思います。

「事実を捻じ曲げたり」
「損得感情」「自己主張」「批判」
「感情論」だけの
国家交流からは
ポジティブなものは生まれません。


昨今の出来事で
「人としての行動」を問われているように
感じています。

日本の首相が君子か?と問われたら

韓国の首相が君子か?と問われたら
果たして「yes」と胸を張って言えるでしょうか?

私たち、一人一人はどうでしょうか?

君子とは
人を思いやり、自己の利だけを追う事なく、
引くべきときには引き、出るときには出る
責任ある「英断」をできる者のこと。

漢方を実践し17年
さらに陰陽五行を深めるために
一昨年から「易経」を学び
少しずつ「論語」も読んでいます。

その論語にはこんな言葉がかかれています。

「君子は周して比せず小人は比して周せず」
君子は広くかたよらずに人と親しむが、
小人は小さなかたよった党派を作りがちである。 

「君子の九思」
君子が常に心がけるべき九つの事柄は

視は明を、聴は聡を、色は温を、
貌は恭を、言は忠を、事は敬を、
疑は問を、忿いかりは難を思い、
得るを見ては義を思うこと。

「君子は義に喩り、小人は利に喩る」
(君子は正義に明るく、小人は利益に明るい)
小人=人徳のない未熟な人のこと。

人生には、いろいろな波がやってきますが
あらゆる出来事は
その人を成長させるためのチャンスと思い

自己を信じ、希望を持ち、
自分の欲を通すだけではなく
相手を思いやり

一日一生の気持ちで
感謝を忘れずに築いていければ

その先に幸せや平和につながるのかなと
個人的に思っています。

私自身もまだ人として未熟者
易経論語の言葉を心にとめ

落語と出会ったことで
一日一笑」の心を忘れずに

元気で豊かな気持ちで
暮らしてゆきたいなと願っています。

そして、韓国と日本の間の緊張感がとけたら
13回忌までにもう一度ソウルを訪れ
母に手を合わせに行きたいです♪