子別れ(子は鎹)~落語で短歌・俳句・川柳~
落語の名作「子別れ」は
上中下と3部作に分かれているのですが
最後の下の噺「子は鎹(かすがい)」が好きです。
この落語は、
腕はいいのに大酒飲みで遊び人の
大工の熊さんと
その子供の亀ちゃんが主人公。
酒癖と女癖の悪さで別れた熊さん、
自分の行いを深く反省し
お酒を絶って仕事に励みますが
ひょんなことで息子の亀ちゃんに会い
子供が縁結びとなって
よりを戻す人情噺です。
辛いことはあったけど
終わりよければ全てよし^^
コテコテのお涙頂戴の
雰囲気にもなりがちですが
三笑亭茶楽師匠は
「粋」な雰囲気で噺をなさるので
涙がにじむところと
愉快なところとのバランスが心地よく
最後のオチのころには
自然と顔が綻びます、
そんな落語を思い出して一句
「酒をたち 離婚の後に 愛を知る
わが子の涙 妻への思い」
「恋女房 つなぎとめるは亀と鰻」
「酒のせい ほんとのあなたは 優しいの」
「子を思う 母の厳しさ 父の金槌」
「酒よりも 大切なのは 幸せ酔い」
一句ではなく五句ですね・・・
まだ落語の噺のストーリーや
主人公の心情を上手に言葉に出来ないので
仕上がりはイマイチですが
練習してゆきたいと思います😊