三笑亭茶楽師匠 昼トリ ~池袋演芸場デビュー記念 直美の落語録~
池袋演芸場デビュー?!を果たし
記念に「紙切り」の今丸師匠にリクエストし
「お月見」を切って頂きました!
お題を出したときに
「ロマンチックな方ですね」と言われてしまった(笑)
紙切りは、紙一枚、ハサミ
お客様から貰ったお題に合わせて
作品を作る伝統芸です。
ススキ、お団子、着物を着た女性、月
わずか2分ほどで出来上がりです!
不器用な私からみたら
「紙切り」の芸は本当にすごい
脳内どうなっているんでしょう。
素敵な紙切り作品は
額にいれて飾ろうと思います(^-^)!
さて、9月上席前半「池袋演芸場」
昼のトリ(主任=最後に落語を行う演者の方)は
三笑亭茶楽師匠です(^-^)!
比較的年齢層が若く、常連さんも多かったようで
場内は和んだ雰囲気。
個人的に久しぶりに「柳橋師匠」の
朗らかな落語が聞け
2月ぶりに
お目当ての茶楽師匠の落語が聞けて
嬉しかった♪
よく笑い、福福しい時間をすごしました。
落語のネタ(話し)は
落語家ごとにその方の持ち味が出るとともに
その場にいるお客様の気で
毎回、感じ方が異なります。
時事ネタを間にいれる方もいるので
同じネタ(話し)でも
何度聞いても面白いのです。
演芸の魅力の1つです。
今回、茶楽師匠の寝床
話しをざっ~とまとめると
義太夫が下手なある大家の旦那
(きっと歌が強烈に音痴なのか・・・笑)
「義太夫」とは
江戸時代に始まった三味線を伴奏に
太夫(歌い手)が物語を語る浄瑠璃の一種。
その歌の下手さに本人は気が付かず
毎回、歌を聞かされてしまう人たち
体調までくずし
猫はストレスで毛が抜けてしまい
嫁と子供は実家に帰るほどの「強烈な義太夫」
毎度、旦那の義太夫に振り回されてる
町内・使用人の連中
その間を取り持つ連絡係は迷惑千万
本当にこんな大家がいたら
現代なら「パワハラ」で
訴えられちゃうかもしれません。
でも、茶楽師匠が演じる旦那は
どこか憎めない。
(実際、こんな人がいたら私は多分断れない・・・・苦笑)
最後の場面で、落語のオチにつながる
子供の定吉が登場し
その定吉がまた可愛いくて和む。
サゲ(最後のオチの部分)までたっぷりと聞け
来て本当によかったと思わせてくれる
茶楽師匠の「寝床」に大満足し
笑いの余韻にひたりながら帰路につきました。
9/1 池袋演芸場 昼席 直美の落語録
かけ橋→孝行糖
羽光→アニメ小僧
まねき猫
昇輔→駄菓子屋
右團治→大阪弁嫁入り
カントリーズ
柳橋→親子酒
ポロン→奇術
夢花→反魂香
笑遊→堀の内
今丸→紙切り
茶楽→寝床